鍼灸パルシェ 東洋医学で日々の暮らしをポジティブに

鍼灸師の知識と、本から得た着想をヒントに、皆様が「ごきげん」に暮らせるヒントを発信中

タグ:子育て

おはようございます!
先週は、ブログをお休みしてしまい、ごめんなさい…

そして、今日は!
さらに、私のマニアックさ、全開で書かせていただきました。

ちょっと難しい内容かもしれませんが、
「ごきげんに生きるヒント」
「ストレスに強くなるヒント」
「強く優しい思いやりのある子育てのヒント」

そんなテーマでお届けします!




なぜなぜ?自律神経のなぞ。

先日、本棚を整理していたところ、
前買ったけど、そういえば読んでいなかったなという本を手にしました。

それが「子どもに良いこと大全」という本です。
有名な本なので、手に取ったことがある方も多いと思います。


この本には、自律神経を整える62の習慣が書かれています。
「子どもに良いこと」という題名ですが、自律神経を整えるのに、子どもの大人も差はほとんどありません。
ぜひ大人の方にもおすすめしたい内容が盛りだくさんでした。
特に、鍼灸や東洋医学に興味のある方、みんなに読んでもらいたい本です!
(予算があるなら、パルシェの患者さん皆さんに1冊ずつ配りたいくらいですw)


本当は、内容について説明するのが皆様のためだと思うのですが、私が注目したのは、そこではなく…

なぜ、自律神経を整えることが大切なのか!
自律神経を整える方法を知りたいと思っている方は、もうすでに何らかの一歩を踏み出している方がほとんどです。


しかし、方法ではなくて、なぜ整えることが良いことなのか。
そして、ここの問いの行き着く先には、なぜ、鍼灸治療が体の根本治療と言われているのか。
そして、私が子どもを育てる上で、実はここが大切だと思うんだけどなと考えていたことを、証明してくれた1冊です。

自律神経を整える方法ではなくて、
なぜ整えた方が良いのか。
ここの部分に注目して、説明していきたいと思います。



生きる土台は脳の1階部分にあり

鍼灸治療の特徴を、皆様にわかりやすく説明するとすれば、「自律神経、内分泌、免疫」の3本柱です。
もちろん、東洋医学だからできることもたくさんあり、理論やエビデンスで説明できないこともたくさんあります。
しかし、まだまだ東洋医学はマイノリティなものであり、ほとんどのものが西洋医学で説明されています。


鍼灸治療は、根本治療ともよく表現されます。
なぜ、「自律神経、内分泌、免疫」が、人の体の根本なのでしょうか。
その答えは、子どもの脳の発達段階に隠されていました。


人は、0〜5歳くらいまで、最初の脳の発達を始めます。
これは、「食べる。寝る。動く。呼吸する。幸せ。不快感など」
人の本能と言いますか、生きるための土台をコントロールする脳の部分が発達をします。

0歳や1歳の子どもに、「考えて行動しなさい!」と言っても通じないのは、まだその脳の段階が成長していないから。
これは、皆さんもよくお分かりだと思います。

この、人としての本能部分を支えているのが、自律神経の働きなのです。

心臓を絶え間なく動かしてくれていること。
お腹が空いたと教えてくれたり、胃で消化してくれたり。
夜は眠いという感覚を教えてくれたり。
幸せだと感じさせてくれたり。

赤ちゃんが親に訴えていることのほとんどが、自律神経がもたらしてくれたサインなのです。



そして次の発達として、1歳〜18歳ころまでに、少しずつ成長してくるのが、言葉や思考、学習する脳です。
勉強をしたり、仕事をしたり、いわゆる「頭がいいね!」の部分はこちらの脳の管轄です。
これは、順番から言っても、後から形成されるものなのです。



人の生きる土台は、住宅の構造と同じです。
基盤部分がしっかりしていないと、住んでいるうちに何かしらの影響が出てきます。

勉強も、人とのコミュニケーションも、仕事も、スポーツも…
何事も、基盤や基礎がしっかりある上での、社会生活や考える力になっていくのだと思うのです。


そう、0〜5歳で形成される人の本能の部分。
ここが、脳の構造から見ても、人が生きる土台から見ても、基礎となる部分です。

この、基礎の部分をコントロールしているのが自律神経ということになり、
自律神経を整えることができる鍼灸治療が、「根本」と表現される理由は、ここにも隠されていると思うのです。





自律神経の安定が、ストレスに強い自立した子を育てる

では、なぜ、「自律神経、内分泌、免疫」が安定していることが大切なのでしょうか。

脳の発達段階から見ても、18歳まで考える脳は成長段階にあり、未完成の状態です。
理性や常識を頭で考えられようになるには、18歳まで完成しないのです。

行きたくないけど仕事に行くのは、休んではいけないという頭が働くから。
ムカつくけど、ここはグッと我慢…できるのは、大人として脳が働いているから。

この考える脳が未発達の子供は、
「グズグズしたり、機嫌が悪くなったり」
「朝、学校の時間でも起きれなかったり」
「ご飯を食べなかったり」

なんか調子が悪いという感覚を顕著に態度で表すのが、子供の本能です。
これが、自律神経が起こしている行動なのです。



自律神経は、ちょっとしたことで乱れるもの。

疲れている
天気が悪い
食べ過ぎた
動き過ぎた
寝不足だ


しかし、反面として、ちょっとしたことで整うもの。

社会性、思いやりの愛情ホルモン
やる気や幸福感の幸福ホルモン
ストレスの時に体を守ってくれるホルモン


食べる、寝る、息をする以外にも、こんなにもたくさんの「ごきげんホルモン」が関わっています。
いつも、ハツラツとしていて、集中力があり、機嫌が安定している子供というのは、自律神経がしっかりしている証拠。
(イヤイヤ期は逆にイヤイヤがしっかり出ていることが安定している証拠)
すなわち、脳の最初の発達段階である最初の基盤がしっかりしている子ということになります。

「優しい子、思いやりのある子に育てたい」
「前向きに取り組む子になってほしい」
「ちょっとやそっとで、くじけない子になってほしい」
そんな願いは、自律神経や身体脳の発達を無視しては、なかなか難しい問題です。


子供だけの話では、ありません。

頭でっかちな大人、周りにいませんか?

考える頭、知識の頭ばかり鍛え上げても、何だか幸福感を感じられない大人。
理屈っぽくて、相手の気持ちを察することが苦手な大人。
機嫌が安定しない上司
攻撃性が強い人

周りにこんな方がいたら、「あ〜脳の基礎的な部分が崩れているんだな〜残念」「自律神経整えたらいいのに〜」と心の中で呟いてみましょう。

腹黒いやつって思われたら、ごめんなさい!




何歳からでも自律神経を鍛えることができる

脳の最初の段階、5歳を過ぎてしまった大人は、自律神経を整えることはできないのでしょうか?

そんなことはありません。
きちんと、整えることはできます。

ただ、5歳までが、本当の意味でのゴールデンタイムであることは変えられない事実。
しかし、10歳でも50歳でも自律神経を整えることはできます。


自律神経を整える方法は、またGW明けに第二弾として続きとして、書かせていただきますが、
簡単にいえることは、方法は1つではないということ。


お薬のように、Aに困っていたら→Bを。
こういうルールで整うのであれば、世間のメジャーな職業に昇り詰めていたでしょう鍼灸師。


1つ1つの生活習慣を見直すこと。
メリハリのある生活をすること。
多少、不快適な暮らしをすること(暑い日は暑い!寒い日は寒い!)

ただ、生活習慣というのは、自分の育ってきた環境も大きく、正解不正解があるようで、ないもの。
朝から唐揚げを食べる家庭で育てば、それが正解として身についているものです。
何が子供の自律神経に良い環境なのかは、学ばなければ、知らないで一生過ごせるものだと思います。


この辺については、また次回のお楽しみに…♪





自分で子どもを育てて感じていることは、
「頭で考える、知識をつける系」の子育てについては、たくさん情報があるのに、
肝心の基礎の部分、生きる土台を育てる、子育て法については、ほとんど情報がないということ。



生きる上での基盤の部分でもあるのに、
学力にばかり目がいき、心身の健康に目が向いていないことによるアンバランスさ。

それが引き起こしている問題。
病だけに目が行きがちですが、現代におけるたくさんの問題。

ストレスに弱い、コミュニケーションの苦手さ、自己肯定感の低さ、幸福感、思考力…

最近の売れ筋の本は、こういう類のものがたくさんです。
と、いうことは、今、これらに注目している方がたくさんいるということ。

いくら、幸せになるための方法の本を読んでも、そもそもの、幸福ホルモンの分泌が少ないと、読んでも幸せになれるのかな。
そんなことばかり考えている私です。



人として生きる力は、人の体の基礎の部分。
ここがしっかりしていることが、「ごきげんに生きるヒント」に繋がっているのではないかと思うのです。


また、次回!
今度は、方法について、長々と書かせていただきたいと思います!
いつも、私の頭の中の整理整頓にお付き合いいただき、本当に感謝しています。
皆様、良いGWをお過ごしください。


※5/1~9 まで、お休みです。


先日、東洋医学&お灸講座を開催させていただきました!

普段、パルシェでお会いする方達とは、また違った方達の、生の声を聞くことができ、とても勉強になることが山盛りでした。

お灸に興味がある方には、お灸のお話を。
東洋医学に興味ある方には、体質のお話を。

柔軟性のあるものだからこそ、皆さんに上手にフィットさせてお話できたらいいなという目標で頑張りました。
個別化が大切になってきているからこその、東洋医学。

うまく伝わったかは課題点として残りながらも、
次は、こういう方達の声にも、耳を傾けていきたいなと、新しい私の一歩となる出来事でした。

また、話せる機会があれば、いつでもご依頼お待ちしております♪


今日は、体質別お話の最終章!
肝タイプのお話です。



「疲れ」に気がつくことから始めましょう

私は、肝タイプなので、ここの体質の方達の気持ちは手に取るように分かります。

今の私は、東洋医学に出会って、「頑張り方」と「休息の仕方」をマスターしたので、良い感じに「頑張る!」が、永遠のループで回っている感覚があります。決して、無理はしすぎず。そして、夫にも「こういう風になり出したら、休息の時期だから、声をかけて」と見張り番役をお願いしているので、それもまた、良い感じに回る一つの方法になっています。




肝タイプの皆様は、頑張り屋さんが多いです。
エネルギッシュに動く方と、コツコツ静かに…けど、ずっと予定が入っている方の2パターンに分かれるのですが、比較的いつも何かをしている方が多いのがこのタイプです。

嵐でいうと、櫻井翔ちゃんがこのタイプです。
自分で「何かをしていたい!」という欲求よりは、「あれもこれもやらなきゃ!」的な思考の方が多いように、感じています。

やりたいことや、やらなきゃいけないことがたくさんあって、休息や睡眠よりも、予定を優先にしてしまいがち。
休みたい!って思い、ボーする時間を作ったとしても、急にキッチンの掃除が気になり始めたり、急にテレビ周りの埃が気になり始めたり…
結局、何かをしてしまっていること、あるんですよね〜
私の休日は、まさにこれ。


けど、このタイプは、「突然!機能停止!」になりやすいので、本当に注意が必要です。
本当は、全然「突然」では、ないのだけれど、疲れに気が付きにくい肝タイプの方たちから見ると、「突然」と感じてしまうのでしょう。

ずっと前から、体は休みたい!って言っていたのに…
サインを、だし続けていたのに…

自分自身の「頑張る」の基準が、ほんの少しお高めなので、「まだまだ大丈夫」って思っているうちに、体がエネルギー切れを起こしていましまうことに…休みの日にちゃんと休まないと、どんどん疲労は、蓄積していくものです。



例えるなら、
HPが足りない状態で、ゲームを続けている主人公状態なので、スライムの一撃により、突然の死を迎えることになります。
(ゲームやらないから分からないけど、スライムが弱いことくらいは、知っている)



ですので、自分がこのタイプかも!と自覚がある方は、「きちんと休む」ということを心がける必要があります。

嘘のような本当の話で、
「休むって、どうしたら良いんですか?」と聞かれることがあります。
「休むが分からない」と、自覚がある方、一緒に休み方を学びましょうね!


休むサインを知る

まず、「疲労」や「休む」の基準を頭でわかっていても、自分ごとに感じられないと、「休む」ことはしません。
やりたい!の要求の方が、強く感じてしまうので。


なので、「疲れたら休む」ではなくて、別の基準を持って、「休むのサインとすること」をおすすめします。

①無駄にイライラする

 生理前のイライラも半分関係していますが、生理に関係なく、基本イライラしがちに。または、いつもはイライラしない些細なことに気が立ってくるようになった場合は、休めのサインです。性格が悪いわけではなくて、ただ単に疲れが溜まっているだけです。

②生理の出血量が減ってきた

 年齢と共に、少なくはなっていくのが生理の出血ですが、20〜30代で、明らか量が少ないときは、要注意!日常的に休みが足りないんですよ!

③生理周期が長くなってきた
 
 肝タイプの方が、頑張りすぎているときは、生理に回す血の量が、活動に消費されるので、生理周期が長くなります。自分の平均よりも、今月遅かったんだよね…なんて時は、しっかり休めのサインです。


④のぼせや偏頭痛がある
⑤夢をよくみたり、眠れなくなってきた
 頭に血が上ったまま、帰ってこれなくなっています。しっかり休みましょう。



「疲れ」という感覚的なサインよりも、リアルで起きる生理などを参考にすると、分かりやすく休めるのではないのでしょうか!




休み方を知る

では、こんなサインが出たら、どうしたら良いのでしょう?

①まずは、睡眠時間を大幅に確保する。

 実際に睡眠に陥らなくとも、ゆっくりするということが休息です。きっと、眠くないと思っていても、ベットに行くと寝落ちできるのもこのタイプ。眠いからベッドに行くではなく、早めに移動してみると、良い休息が取れると思います。

②10分間何もしない時間を作る
  真のリラックスモードに陥るためには、5分以上何もしないことが必要です。私たちは、5分暇があれば、スマホを見てしまいます。これでは、全く副交感神経が活動してくれません。5〜10分、何もしないことでも、疲労感は回復してくれます。

③スケジュールに休むを組み込む

 次々に、予定を入れたがる肝タイプ。休むも一つのスケジュールに。

④目を休ませること
 
 物を見るという行為は、大量の血液を消耗します。本やテレビはまだしも、まばたきをしなくなるPCなどは、特に注意が必要です。血が足りていない女性が増えているのは、働くことによる代償よりも、PC作業による代償も大きいのではないかと思っています。仕事で使わなければいけないものは、しょうがない。その分、きちんと自然のものを見るとか、きちんと休めるということは、必要ですよ。

⑤他者の監視役をつける

 肝タイプは、元気になるとすぐに調子に乗ります。笑 これは、とても良いこと! 調子に乗ってもいいし、頑張っても良い。ただ、自分の基準は当てにならないと思って、信頼できる人に監視役になってもらうと良いですよ。「最近忙しそうだよ?休んでる?」監視役に注意されたら、大人しく休みましょう。きっと、私を、パルシェを、監視役にしてくださっている肝タイプの方々、多いんだろうなと思いながら、鍼をしています。光栄です!




体質を知るって面白いし、他人に優しくなれます

長々、ダラダラ、お送りしてきました体質シリーズのお話。
私も、日々、アップデートを重ねていますので、前の記事より今の記事の方が、多少わかりやすいかな???なんて、思いながら書いています。

来週、突然のひらめきがなければ笑
色々書いた、体質シリーズをまとめたものを、記事にしたいなと思っております。

自分の体質もそうですが、同僚や家族などを思い浮かべながら、読んでみるのも、また違った面白さがあります。

肝タイプの私から言えることは、もし身近な方に肝タイプがいて、イライラしていたとしたら、そっと「頑張りすぎだよ。休みな」と言ってあげてください。イライラは、性格がそうさせているのではなくて、疲れているだけですので。。。

東洋医学は、他人に優しくなれる。そんなメリットもあるんですよ!


3月も残り少なくなり、あと1週間で新生活の方も多いのではないでしょうか。
東洋医学の体質のお話を完成させるっていうお約束を、やっぱり守れない私でした。

熱量のあるうちに書きたいと思える内容に出会ってしまい、今日は子育てのお話です。
もうすぐ子供を預けるママたちに送る、メッセージ。

正直、私は、子育てについて語れる立場ではないのですが、働くママの先輩の言葉として、受け取ってもらえたら嬉しいです。


子育てって無駄に悩むよね

私は、この一言に尽きると思っています。

きっと、「子育て」というワードだけでいえば、猿の時代の何千年前から、何千万回と繰り返されてきたことなのに、自分の事象は1回〜3回程度。(子沢山の家はもう慣れているのかもしれないけれど)

私の場合で言えば、1回目の今。
これから、どういう成長を辿るのか。他の方の事例は、参考にはするけれど、やっぱり個性がある生き物だから、参考にならないことも多く。成長の先が読めないからこそ、無駄に悩むし、無駄に悩まなかったり、します。


「今の選択が、果たして、この先どういう風に繋がるのだろうか」
情報が溢れかえっている今の子育ては、逆に焦りを与えてしまうだろうなと感じることがあります。



日本にしかない3歳児神話(知ってました?日本人だけですよ!)
今の流行りでいうと、自己肯定感を育てる子育て法
幼少期の英語教育
などなど

親への負担、多くないですか?www


きっと、過ぎ去ってしまえば、「あの時の悩みなんてちっぽけなこと」と思う日が来るのでしょうが、私も含め、今まさに葛藤している方達は、同じような悩みを抱えているなと感じています。




子供を預ける時に抱く罪悪感

私は、自営業という特殊な仕事なので、できる限り早く仕事に復帰をする!という前提で、子供を産みました。
(美容師さんとは、ものすごい共感する自営業あるあるです)
そんな覚悟で産んだ私でも、早々に子供を預ける時に、罪悪感がなかったわけではありません。
未知なる子育ての世界。本当にこれでいいのだろうかと、考える日もたくさんありました。


きっと、この4月から預ける予定のママさんたちも、同じ気持ちでいる方、たくさんいらっしゃると思います。
私の息子は、意思がないうちから預けましたが、1歳…ママ追い最盛期などであれば、玄関で泣かれた時には、きっとこっちが泣きたくなりますよね。


この罪悪感の正体。
もしかしたら、抱くのは、私たちが最後の世代になるかもしれませんよ!



専業主婦に育ててもらったワーキングマザー世代

私は、1986年生まれの35歳です。
私の母親は、今でいうフルタイム、バリバリの、ワーキングマザーでした。
今思うと、その当時にしては珍しかったのかもしれませんが、
同級生の親も、チラホラ働いていた方がいたように記憶しています。
しかし、私より少し上の世代の方達。今の40代に近い世代の方達のお話を聞くと、圧倒的に専業主婦が多かった世代なのではないでしょうか。

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小さい頃は、自宅で過ごし、幼稚園から集団生活を始め、小学校が終われば、自宅で家族が待っていて、習い事の送迎や、宿題の面倒まで
しっかりと手をかけて、大切に育ててもらった証拠だと思います。


この家族からしてもらった手間暇。
これが、自分自身の子育ての基準。
そして、日本という国の多くの考えの基準になっている!


自分は、幼稚園まで家にいたのに、この子は大丈夫だろうか。
自分は、宿題を丁寧に見てもらっていたのに、学童帰りで大丈夫だろうか。


お分かりのように、この基準は、自宅に常に母親がいた前提で成り立っているお話です。
今のワーキングマザー世代が、できる技ではありません!!!!!


自分がしてもらっていたのに、自分はできていない。
自分は経験したことがない、未満児からの集団生活に不安感を覚える。
この不安感が、自分自身の罪悪感を生み出している原因の1つなのです!

きっと、子供を預けるということ以外にも、自分はしてもらったけど、自分はできていないという罪悪感…ありませんか?



私は、祖母が近くにいましたので、満3歳児の学年まで(2歳の3月まで)祖母の家が保育園でしたが、
母親は3ヶ月くらいから仕事に復帰したそうです。

小学生の頃は、バリバリの鍵っ子でした。
学童という制度もなかったしね!


じゃ、寂しかったか?母親のことを責めているか?というと、そんなことはなく。
その当時は、周りの家庭と比べて、「〇〇ちゃんの家は、お母さんが家にいるのに、なんでうちはいないんだろうか?」と思った記憶がうっすらとありますが、好きにテレビを見て、お友達と遊んでいた記憶の方が圧倒的に大きく。そして、大人になった今、働くことを楽しんでいた母の背中を見て育ってよかったなと思っています。



子育てをしていると、目の前の成長がゴールに見えますが、20歳までにできたらいいことって、たくさんあると思うのです。
今、寂しくとも、大人になって感謝に変われば、それはそれで、いいのではないかと私は思っています。



そして、今、こども園に預けてみての感想は、
「やっぱりプロってすごいよ!」と毎日思っています。
私の場合で言えば、近くに祖父母がいたとしても、プロの方がいいなって心底思いますwww


イヤイヤ期の息子を、ピタッとやめさせる言葉かけ
今はこんな発達の時期だから、お母さん悩まなくていいですよ〜という私の心までケアしてくれる対応
最近では、延長保育の時間に習い事をさせてくれるところもあったり

息子の成長を見ていると、私には絶対できなかったことをプロの力で行ってくれ、早々に入れてよかったことしか思い浮かびません

息子も大好きなお兄ちゃんの名前を、毎日家でお話ししてくれるので、本当に楽しいんだなーと日々感じさせてくれます。


勝手に、お菓子を与える祖父(私の父)の子守より、よっぽど安心して預けられます!(あくまでも私の父親の話です。この後、私にこっぴどく怒られましたwww)



まだまだ待機児童と言われている地域もあると思いますが、
幼稚園がこども園に変わり、満3歳児さんの受け入れ枠の増加、延長保育が可能な幼稚園など
少しずつ、共働きに優しい国に変わりつつあります。

きっと、私の子供が大人になる頃には、周りの環境も変わり、早々に預ける方が多い時代になるのではないかと思っています。(諸外国がそうだから、きっと日本もなるよね)
大多数の声が、共働きに変わった時、きっとこの早々に預けるという罪悪感は、少なからず薄れることになるでしょう。
サービスも増えると思うしね♪



勘違いして欲しくない!専業主婦を選ぶという選択肢

もしかしたら、今もそう感じている方がいるかも知れませんが、今度は専業主婦がマイノリティになってしまう時代がやってきます。

「お友達は集団生活をしているのに、家で見ていて大丈夫だろうか」と。

大丈夫です。今の40代以上の皆さんのことを、変だと思わなければ大丈夫です!


もう、物事を、良いとか悪いで判断する時代は終わりです。

主語は、私。
私が好きか嫌いか。私が何を選択するのか。
I like を自信を持って言えたら、なんでも大丈夫だと思っています。

と、いっても、私も子育て2年目の新米です。
この先何があるか分かりません。
その都度、いろいろな選択をしながら、その選択に胸を張って「私たち家族はこの選択をしました!」と言える強さを持ちたいと思っています。
実は既に…ちょっと違う選択をしているのですが、胸を張って言えない自分がいて。そう思う出来事があったばかりで、私も強くなりたいな〜と、ちょうど反省してたところです。


30代の私たちが、ワーキングマザーに育てられた第一世代なのではないかと思っています。
第一世代、一緒に頑張りましょうね!応援しています!

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