東洋医学は、何千年と変わらないもの。
しかし、いくら東洋医学は変わらなくとも、
着物を着ている時代の話と、
iPadでブログを書いている私の生きる時代は
やはり、考え方も感じ方も異なる部分が出てきます。
最近は、子どもに関する文章を読む中で、
「東洋医学の言いたいこともわかる。けど、今の女性にはなかなか難しいよね」
そう感じることもたくさん増えてきました。
子どもの病については、
少なからず、母と子の関係について書かれています。
残念ながら、健康に関して言えば、父親の存在はあまり重要視されていないようです。
⭐︎生まれてくる子供の丈夫さは、母親の血の保有量に比例する
→私が今風の言葉に直した一文ですが、こんなことが書かれていました。
だから、妊娠前の女性の血液の状態、=生理の状態って大切だよ
何千年も前から、今現在も変わらず言われていることなのです。
なかなか子供が授からず、治療している方の多くが、
「血」が足りないか、「血」の状態が悪いか
「血」に関わる方がとても多いです。
女性の妊娠には「血」が重要です。
しかし、この現代社会において
女性が「血」を大切に、自分の中に蓄えて置けるだけの環境って、
本当に難しいなと思ってしまいます。
仕事と家庭、育児等
時間はあるけれど、なんか時間がない!
そんな風に思っている方、多いですよね〜
古典が書かれた時代の女性にして見れば、
自由に車に乗って、働きに出ていることすら
信じられないでしょう。
「血」は、胃腸の丈夫さや口にしたもので作られます。
そして、考えること、目を使うこと、動きすぎること、ストレス…
さまざまな活動で消費されて行きます。
当たり前ですが、作られる量より、消費される量が多ければ、
体の中には、蓄積されません!
生理は、生殖活動のための現象なので、
自らの命を守ることが最優先となり、
足りなくなれば、繁殖行動には行き渡りません。
無月経になったり、極端に少ない量になったり。
だからこそ、
こういう鍼灸や健康関連があって、
忙しい女性を応援することができるのだと思いますが…
東洋医学の行っていることは、腑に落ちることばかり。
しかし、今を生きる私たち一人一人の意識を変えていくことも、
本当に大切な世の中だなと思うようになりました。
女性も、自分らしく生きるためには、
もっともっと、自分を大切にして欲しい。
子どもを授かる前に、自分自身の体調を整えておくことは本当に大切です。
妊娠すると、お腹の中で「血」を分け与えて子供は成長するし、
出産で血液を大量消費し、母乳も血液ですから、産後の体調にも影響してきます。
しかし、できないからといって、決してだめではありません!
何でもかんでも、母親のせいではありません。
病弱な子どもも、その後の暮らしで元気になれるし、
暴れん坊も10歳くらいには落ち着きます。
東洋医学も現代風に捉えておかないと、
読んでいて、
無理なものは無理だよね
という
気持ちになったというお話でした。