鍼灸パルシェ 東洋医学で日々の暮らしをポジティブに

鍼灸師の知識と、本から得た着想をヒントに、皆様が「ごきげん」に暮らせるヒントを発信中

東洋医学では、個人の体質をとても大切にします。

人が、体調も心も万全であるとき、
図で表すと、綺麗な五角形で満たされています。

しかし、疲労やストレス、寝不足などに陥ると、
綺麗な五角形の1部が欠けてしまします。

その欠ける部分が、どこから欠けやすいのかが、
東洋医学でいう個人の体質の部分になります。


胃腸から欠けやすい人もいれば、
むくみやすい人もいて、
眠れなくなる人や、
怒りやすくなる人も。



私も、ついこの前までは、
「体質の良いところを伸ばして、苦手な部分もあるよね、仕方ないね」
と思っていたのですが、

息子を育てて思ったのは、
「苦手だから放置するのではなくて、そういう特性を踏まえて、どうしたらその部分をカバーできるのかを考えることが必要で、それが底上げに繋がるんだな」
と思うようになりました。


東洋医学は、抽象的な部分が多いので、どう具体的に落とし込んでいくかは、
鍼灸師それぞれによって、捉え方が変わっていくもの。
この考え方を手に入れてからは、また一つ東洋医学の見方がレベルアップしたように感じています。



あ、また前置きが長くなってしまいましたw



今日は、4つの体質のうち、【腎タイプ】についてお話しさせていただきます♪



成長・生殖・老化と、水のコントロールが腎です

「腎」と聞くと、みなさんは何をイメージしますか?
きっと多くの方は、泌尿器系をイメージされると思います。

東洋医学の「腎」は、そのイメージのままでOK!

トイレが近かったり、膀胱炎だったり、
尿の代謝、すなわち、体のお水関係をコントロールしている役割があります。


腎の大きな特徴としては、「夕方」というのもキーワードです。

夕方になると、むくみやすいのよ…
夕方になると、どっと疲れるのよ…

なんていうのも、「腎」が疲れている証拠です。




ここからが、東洋医学の世界になるのですが、

「腎」は、水のコントロールよりも、もっと大きな役割を担っています。
それが、成長や老化です。

子供は、みな「腎」が未発達です。
「腎」が成長することで、心も体も成長し、そして満たされたとき、月経がやってきます。
男の子も一緒です。


成長もピークに達し、「腎」がどんどん落ち着いてくることで、人は「老化」と向き合います。




良い男選びは、腰をみろ!

「腎」というのは、人としての土台のようなもの。
子供が、駄々をこねたり、本能的な行動が多いのは、「腎」が不安定だからと言われています。


人は、自分を守るようにプログラミングされています。
不安や恐怖、ネガティブなことは、自己防衛として避けられない生き物です。

この時、ある脳の一部が働きます。本能なので、何よりも早いスピードでその部分が働きます。


しかし、大人は、考えることができるので、スーパーでお菓子買って!!!!とは、駄々をこねません。
これは、本能より、今の行動によって、未来がどうなるのかを予測できるからです。


「ここで、お菓子買ってって言ったら、周りの人どう思うかな…」
と考えることができるのが大人です。


本能 VS  考える力 の戦いで、どっちが勝つかで、人の発言や行動が違ってくると言われています。
この、脳の考える力を支えているのが「腎の力」であり、また、衰えていくのも「腎の弱り」です。



ネガティブな感情を発している同僚や友人がいたとしたら、
「今は、本能の部分が、活性化している時期なんだな〜
腎が弱っているんじゃないの?」
と思ってあげると、少し優しくなれませんか?
私だけかな?www




私の先生は、「良い男選びは、腰をみろ」という名言を残しています。
腎の様子は、腰を見たらわかるのが鍼灸師です。

きちんと考え、堅実的で、本能をコントロールできる大人こそ、
腎がしっかりしている証拠なのです。


もし、腎が弱そうな方が周りにいたら、
腎のツボにお灸してあげてくださいね!

子供も然り。
腎をしっかりしてあげることで、脳の発達が良くなると言われています。
腎は、塩分に弱いので、やっぱり味覚って大切だよねと思っています。


無月経、早発閉経、AMHが低いのも「腎」に関係する

人は、「腎」の成長と共に、発育し、「腎」の衰えと共に、老化をしていきます。
そして、初潮や生理に関しても、「腎」はとても重要な役割を担っています。

一概に、全部が「腎」の影響です!と言えないのですが、
「腎」がしっかりしてこないと、なかなか生理の問題が解決しないのは事実です。


パルシェでたくさんの患者さんを診させて頂いていると、
「初潮から、月1回で生理がきたことがない。」
「気が付いたら、ずーと不正出血で、1年中不正出血です」
なんて方もいらっしゃるのです。


そんな方は、「腎」の働きを疑ってみることも大切かもしれません!




愛され上手な腎タイプ


腎タイプの方は、いろいろな方に気を使えるのが特徴です。
腰が低く、優しい性格の方に多いよう。


疲れが顔に出やすく、
「疲れてる?」と声をかけられることが多い方は、腎タイプかもしれません。


新しいことに目移りするというよりは、
じっくり同じ環境で、腰を据えて取り組めるのも腎タイプの特徴です。


腎は、水分代謝に大きな影響を与えることから、
乾燥しがちに。
乾燥するのに、むくみやすいなんて症状も、腎の大きな特徴です。



アンチエイジングに力を入れて!疲れを溜めない工夫を。

同年代の方より、少しだけ、「老化」の症状が出やすいのが腎タイプ
体質だから仕方ないけれど、ちょっとの工夫で、少しでも老化を食い止められることができるかも!?



疲れが溜まりやすいのが腎タイプ
肉体的疲れでも、精神的な疲れでも、結局…心も体も疲れてしまいます。


腎タイプの方は、ご自身に体力がないことを自覚されている方が多いです。
体力がないからといって、休息を重視するのではなく、
できる範囲で、今の体力を落とさないことに注目することも大切です。

登山などの、足腰をよく使う趣味は、
腎タイプには、最高です!


疲れすぎは、よくないけれど、
動かなすぎは、もっとだめ!!!



また、疲労回復には、ビタミンBやミネラルです♪

ネバネバした食べ物、
オクラや山芋、納豆なども良いですし、
ある程度の塩味も大切です。

腎は、塩味で元気も出しますが、とりすぎると弱らせてしまいます。
そのバランスが、難しいですよね〜

ご自身のむくみの状態や、夕方の疲労感などを参考に、
塩分量を決められても良いのかもしれません!


年齢を重ねると、みなさん腎タイプになって行きがち。

良いアンチエイジングとは、足腰の丈夫さと、上手な塩加減。
意外に世間で言われていることの裏付けが、全て東洋医学からきている!

東洋医学は、みなさんの身近にたくさん転がっているんですよ〜

私の気ままなパルシェブログ。

皆様、体質別に記事を書いていたこと、覚えていますでしょうか?

今書きたい!という欲求を優先することから、
シリーズものが書き終わらないという現象が起きる私。
そろそろ、書き切ろうと思います。


東洋医学は、自己診断ツールにも使えます

東洋医学は、健康のツールだけではなくて、
体質から生み出される基本的な性格や思考回路、好きな味覚まで
たくさんのことを導いてくれる、自己診断ツールであると私は思っています。

そして、ここが、私が東洋医学にハマった、大きな理由の一つです。

自己診断と表現すると
占いのような
宗教のような感覚を抱かれる方も少なからずいらっしゃると思いますが、
「ストレングスファインダー」という自己診断ツールは、
大きな企業では人事配置をする際に使用されたりと、
会社でも、適材適所に人を配置することの重要性を、感じているところも多いそう。


東洋医学も、世界的な企業とまではいかなくとも、
自分自身のことを知る上では、最強の自己診断ツールであると思っています。




大きく4つの体質に分けられる

東洋医学は、みなさんが今まで使ったことがないモノサシで、
体の中を覗き見しています。

長さでいうと、cmやKmで話してくれたら分かるに、
10フィートと言われると困りませんか?

それと同じように、今まで聞き慣れない単位によって、
体を分類していきます。



①気・血・津液という体を構成している基本物質
②五臓六腑のバランス
③冷えと熱のバランス
④心の安定

鍼灸学生でも嫌になりそうな言葉の羅列…
大きく分けると、この4パターンで体の中を覗き見しています!



パルシェでは、

②の五臓六腑のバランスというものを、

とても重要視しています。


五臓六腑とは、内臓のこと。
そして、大きく4つの内臓をピックアップしています。



循環器系の肝タイプ
胃腸系の脾タイプ
呼吸器系の肺タイプ
泌尿器系and生殖器系の腎タイプ


あえて、〇〇系と西洋医学と合わせてみましたが…
【似て非なるもの】くらいに思っていただけると嬉しいです。


過去に書いた、【肺タイプ】の記事はこちら





過去に書いた、【脾タイプ】の記事はこちら







前置きが長くなって、【体質】までたどり着かなかった!!!!

本当は、
【体質】堅実さと優しさがピカイチの腎タイプ
を書こうと思っていたのですが…
今週、来週を使って、残りの2つも書き切りたいと思います!

私は、鍼灸をする上で大切にしていることがあります。

それは、「本人がどうすることを望んでいるのか」ということ。

「先生」と呼ばれる職業は、
ちょっと間違えると、自分の言い分が正しい!と相手に押し付けやすい職業だと思っているので、
きちんと自分を客観視する力がないと、ある意味、勘違いしやすいことが多く、
私自身、いつも気をつけようと、心がけていることの一つです。

知ってました?
「先生」というのは「様」よりも位が高いんです!

恐ろしい…

すぐに調子にのりやすい私には、
先生という言葉は、禁句であると思っています。


私の調子乗りの話はさておき、
「先生」と呼ばれたくない、とても大切な理由があります。

それは、雑談こそが最大の問診であると思っているから!!!



東洋医学は、問診から導き出されることが、山のようにあります。
それは、「感情」や「味覚」「生活習慣」なども、
その人の個性であったり、病を生み出す原因であると考えているからです。


「先生」には話しにくいことも、「山本さん」には話せることってたくさんあると思うのです。たぶん…え、勘違いだったらどうしようw
※「画伯」「さっちゃん」「さっちん」…皆さん好きに呼んでいただけて、嬉しいです。


たくさんお話しする中で、
あ〜この方は、こういう思考なんだな〜とか、
スイーツ好きね♪
アルコール好きか!

という何気ない会話こそ
最大のヒントに繋がることが多いなと思っています。





決めるのは本人。私は選択肢を提供するだけ

いろんなお悩みを抱えている方が集まる場所が、ここ、パルシェなのですが、
本人の意向、本心を聞いて、どうしたいのかを一番尊重してあげたいと思うのは、
やっぱり、妊活中の方々です。


一言、不妊治療や妊活治療といった言葉でグルーピングされていますが、
実際には置かれている現状は、本当に皆さんそれぞれ違い、


恐る恐る、1歩ずつ、治療を開始したい方
ガッツリ初めからトップスピードで始めたい方
今まで頑張ってきたから、低速でゆるゆる行きたい方


皆さんのこれまで歩んできた歴史が違うので、これからの未来をどうするのかを、
一緒に考えて、方針を決めていくということが
実はパルシェでは一番重要視していることでもあるのです。



妊活に鍼灸を併用しようと思って、足を運んでくださる方なので、
少なからず、自分の体調を整えないと…という意識がある方がほとんでです。


そういう方の体を見させていただいているからこそ、
やはり、病院、薬の力だけでなく、
自己の力というものが
女性の体調管理には欠かせないものなのだなと感じています。



結果が出るまで、どんどん加算されていくのがお薬の力。
決してそれが全て、ダメなことではなく、医療の力は本当に素晴らしいものばかりだと思っています。



しかし、「押してダメなら引いてみな」の言葉があるように、
自己の力を上げてることも大切で、
結果として減薬に繋がった方もいて、
(全員に減薬しろということではありませんよ!)
それが良い結果を、もたらした例もたくさん見させて頂きました。



最近の私のキーワードが「選択肢」であることもあり、
何事も最後に決めるのは、ご本人だと思っています。

そのために、いろいろな選択肢を用意して、何がこの方の望んでいることなのだろうかと、一緒に考え、雑談の中から探っていきます。

今の暮らしの中でできること
やりたい方には、やり方を伝え、
やれない方には、パルシェでやれることをやり、
他の方の例が聞きたい方には、知っている限りの情報を提供する


鍼灸師は、鍼を打つことが仕事かも知れませんが、
きっとそれだけではなくて。

こんなに健康情報に溢れている今。

ちょっとだけ知識のある私と一緒に、
数ある情報の中から、何を選択するかを考える場所にも、なってもらえると嬉しいです。








今日は、どんな記事を書こうかなとずっと考えていたのですが…

みなさんお元気ですか?


まん延防止に気を使う中で、
この世界情勢…


政治や経済に詳しくない私でも、
毎日、会談はどうなったのか気になりますし、
被害の状況も気になっています。


何もわからない息子だけ
「あ!ヘリコプター!花火バンってなったね!」と楽しそうに話していますが、
【あのヘリコプターは、喜べないヘリコプターだよ】なんて話したところで、
分かってもらえもせず。



この「なんとなく元気が出ない」という状況に気がつけている方は、
普段から自分の体に目を向けられている証拠です。

「なんとなく元気が出ない」は、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、精神的負担を体にかけていくものです。


それに加え、春というのは1年で一番、
メンタルの不調が起きやすい時期です。

この時期の
「なんとなく元気が出ない」+ 4月からの新生活の緊張感 が、
5月病と呼ばれる不調を生み出していると言われています。


今年は、いつもの年より、メンタルの不調を訴える方が多いように感じています。




「ちょっと調子が悪い」時こそ、ご自愛するチャンスです。


鍼やお灸で、自律神経を整えるのもよし
マインドフルネスで、瞑想するのもよし
30分ほどのウォーキングをするのもよし
朝日を浴びるのもよし
ジャンクフードのお菓子を食べて、ごまかすのもよし(前回の記事を参考に)


こんな時は、
自分の「好き」や「心地よいこと」を見つけるチャンスでもあると思うのです。

何か1つ、自分にとって心地よいことを知っていると
不安定なご時世と共存できる術につながります。




みなさんに日常が戻ってくる日を願いながら、
大好きな信濃川ウォーキングを楽しみつつ、
桜の開花を待ちたいと思います。







パルシェでよく聞かれる質問ランキング!をつけたとしたら、
きっと3位以内には入っている。

「痩せるツボはありますか?」


少しでも体重をコントロールしたいと思うのは、
女性の本能ですよね〜


きっと、多くの女性は共感してくれるであろう、
「爆発的食欲!」

生理の関係であったり、ストレスが大きくかかったり、
自分の意思とは関係なく、食べるのが止まらなくなる時ってありますよね〜

夫は全く共感してくれませんでしたが、きっとパルシェの皆さんは共感してくれるはず‼︎


今日は、この爆発的食欲について、
体のメカニズムと共に、解決方法について書いていきたいと思います。



ジャンクフードが欲しくなるのは、人の防衛本能から

無性に、ジャンクフードや甘いものが欲しくなる時ってありますよね。
私は、しょっぱ党なので、
ポテチやじゃがりこが、無性に食べたくなる時があります。



人というのは、本当によくできた生き物で、
ストレスを体に感じると、ストレスホルモンが分泌されます。
するとすぐに、快楽ホルモンも分泌され、過度のストレス状態を防ごうと、体が防衛本能を発揮します。

すごくないですか?このオートメーションの仕組み。


ストレスホルモン VS 快楽ホルモン の戦い


しかし、限界値というのが必ずあります。
ずーと、ストレスホルモンが刺激され続けると、

そのうち、快楽ホルモンが対応できなくなってきます。

それが、
うつ病や不眠などの精神的な病を引き起こす大きな原因です。




「自分はストレスに強いんで!」
と自身満々の方は、
一度、自分自身の快楽ホルモン様に、大きな敬意を示してあげましょう。





さて、本題に戻ります。
この快楽ホルモン、本名を「βエンドルフィン」を言います。
別名「脳内麻薬」とも呼ばれ、多幸感をもたらすホルモンです。
ランナーズハイや、ゾーンに入ったという感覚をもたらすのは、
このホルモンの関係だと言われています。

このホルモンを、何キロも走らなくとも出す方法があるのです。




それが…

糖質・脂質・アルコール・タバコ・覚醒剤!!!
そして、歯ぎしりも!!!!



人は、ストレスなどが体にかかると、
手っ取り早く快楽ホルモンを出したくなります。


私が大好きなポテチは、
じゃがいもの糖質と、揚げた油、
そして、あのバリバリという歯ごたえも、

3つも快楽ホルモンを呼び寄せるポイントが含まれた、
最高の食べ物なのです。



甘党の方も、きっと歯応えのある甘いものが欲しくなる時があるのではないですか?
なんだろう…ポッキーとか?クッキーとか?



夜、歯ぎしりをしているのは、
ストレスにより、噛み締めているのではなくて、
ストレスから解放されたくて、体が快楽ホルモンを出して良い眠りにつきたいために、
噛み締めているのだそう。


歯を犠牲にするくらいなら、
寝る前に甘いものやポテチを食べた方が良いかも!?しれませんよ。
(ガムでOK!)



日本人は、うま味からも快楽を得られる!

題名にも書きましたが、
快楽ホルモンを出す食べ物がもう一つあるのです。

それは、「うま味!」
そう、お出汁!!!!!

一番良いのは、植物性のうま味だそうで、こんぶ出汁がいいそうですが、
鰹節でも、煮干しでも、効果は得られるそう。




生理前の過食で、体重が大きく変化したり、
つい食べ過ぎて、ストレスで太っちゃうんだよねとお悩みの方は、
日々必ず、うま味成分たっぷりのお味噌汁などを飲まれると、
気分も食欲もコントロールできるかもしれませんよ!



肝臓を綺麗に保つことで、感情もコントロールできる!

できれば、やっぱり、化学調味料ではなくで、
きちんとしたお出汁を、取ることをお勧めします。

今は、ちょっとお値段を出せば、簡単な出汁パックが売っています。

ポテチやケーキ代を、お出し代に回すことで、
体に良い結果をもたらしてくれます。




東洋医学では、肝臓がメンタルに大きく関わっています。
ストレスでも、食品添加物でも、
ダメージを受けるのは肝臓です。



肝臓が、綺麗な状態であることが、
精神的にも、生理痛にも、血液系の病にも
大切になってきます。



〇〇の病にこのサプリメント!という時代から、
食事も、運動も、精神的安定も、全部大事だよねというライフスタイル医療へ
変化している今


「何が大切か」というより、「全部大切」
だからこそ、できることの優先順位をつけながら、楽しみながら取り入れるということが
長く続ける秘訣だと思うのです。


ぜひ、今日から、美味しいお出し生活始めてみませんか?
ま、たまにはポテチも食べるけどね♪



最近、個人的な読書感想文になっていましたので、
今日は、皆さんにお役に立てるような春のケアについて
書きたいと思います。


この今のコロナウイルスの現状も相まって、
今年の春は、春独特のお悩みを抱える方が増えそうだなと予感しています。


のぼせによる肩こり
体のだるさ だけではなく、
精神的なお悩み
動悸やめまい
眠れない

そして、
生理不順など


春は、一気に体の不調を感じられる方が増える季節です。




「春は肝」のぼせやすい季節です

東洋医学好きではお馴染みなのですが、
春は「肝」の季節と呼ばれています。

春は、気温も上がり、ふわふわ陽気に包まれる季節。

しかし、空気の気温が上がっても、地面の気温が上がらないので、
足元は冷え冷え、上半身だけがポカポカ。
これを「のぼせている」と表現します。


また、三寒四温と呼ばれている言葉通り、
1週間のうち、3日寒く4日暖かい日が続きますので、

冷えと熱の体の調整がうまくいかず、
自律神経が乱れやすい季節です。





東洋医学では、体の巡りがスムーズに行くようにコントロールしているのは「肝」。
全身の「ふわふわ陽気」の巡りを良くしたり、「血」の巡りも良くしてくれます。



春は、気候の関係から、
のぼせやすかったり、自律神経が乱れやすかったりするので、

それをきちんと体の仕組みとして、正常な働きに戻すためには、
「肝」が通常の2倍働かなければいけません!!!!

普段から、気や血の巡りが良く、「肝」がしっかりしている方は、
無意識で頑張ることができますが、
「肝」がいつも疲れ気味な方は、

「え?普段から疲れているのに、2倍の働きを求められても、無理でしょ?」
と肝が白旗をあげますので、

春に体がついていけず、春独特の症状を起こすことになります。



胃腸の不調も出やすいのもこの時期です!

逆流性食道炎の方〜?
そろそろ症状が出ていませんか?
いいお茶ありますよw



東洋医学好きでお馴染みの「春は肝」。
しかし、普段たくさんの患者さんとお話しさせていただいていると
「春は胃腸症状が出やすい」
というのが分かってきます。



東洋医学は、何事もバランスです。
肝が2倍の勢いで働くと、その代償を胃腸が請負ます。


逆流性食道炎だったり、
消化不良を起こしたり、
胃の裏の背中が痛くなってくるのも、この季節の特徴です。


背中が痛いあなた!!!!
胃のツボは実は、背中にあるので、
背中痛いんだよね〜と思っているそこが胃のツボですよ!


そんな患者さんの体の変化を味わいながら、
春の訪れを感じている私でした。



肝のケアと脾のケア

このケアの話になると、
どれを書けばいいのだろうと、いつも迷ってしまいます。


鍼灸師だから、ツボでしょ?と、思うかもしれませんが、
お灸は皆さんの自宅にあるものではないですし、
パルシェの患者さんには、お越しいただいた時に指導していますし…


食事?運動?行動?ツボ?etc…

このあたりのリクエストがあれば、随時受け付けております♪

私個人的には、運動と鍼とお灸でケアを良くしています。

週末は、ドリンク片手に料理をして、つまみ食いをするのが好きですが、
平日は時間との戦いなので…そこは優先度が高くありません。
結局、自分のできることを優先度を決めて行うというのが、大切だと思います。




話はそれました笑


「肝」の働きを助けるものとして、代表的なものは「酸味」です。
酸味は、引き締める働きがあるので、
イライラしたり、頭痛がしたり、不眠であったり
上半身に熱が多いなという時におすすめです。

トマトやイチゴも酸味の仲間です♪
イチゴ狩りに行きたいですね!!!




「肝」だけでなくて、ちょっと胃腸症状も出ていて、体に熱が多いときは、
すももや春菊がおすすめです。舌を見たときに、苔が黄色くなっていたら、体に熱が多い時です。



「肝」よりも、背中が痛かったり、逆流性食道炎が出ていたり、
胃腸症状が多めに出ている方には、

春キャベツやそら豆、さやえんどうなどがおすすめです。

春の野菜の中でも、甘味があるものは胃腸を助けてくれます♪



どれも、春らしくていいですね♪
家族で多数決をとって、
症状が多いレベルに合わせて、
トマトにするか、そら豆にするかで決めたら、献立を考えるのも楽しくなる…かも⁉︎しれませんよ!



※求人のお知らせ

現在、土曜日にアルバイトに来てくれている学生さんが、この3月で卒業します!
そのため、新しいアルバイトを募集しています。


現在学生の方、
来年4月から入学予定の方、
免許はあるけれど鍼灸業界から離れて長い方。


実は、免許はあるけれど、現場から遠ざかっている女性が、とても多いのもこの業界のあるあるです。

鍼灸パルシェは、女性のための鍼灸院です。
それは、患者さんだけではなくて、働く方も一緒です。

お子さん理由の急な休みを懸念されている方

何かしらの理由で働くことを断念した方
何かが足枷となって働くことを躊躇っている方

そんな方が軽い気持ちでアルバイトに来てもらえること、私は大歓迎します!

もちろん、
将来開業したい学生さんや
開業って何?と思っている学生さんも、歓迎します!


・土曜日にアルバイトに来れる方
・女性


とりあえず、私が求める条件は以上です!
あとは、お話ししながら決めたいと思います。

私も、患者さんに支えられてここまで来ることができました。
今度は、何かで困っているスタッフを、支える番だと思っています。
みんなで補いあって、温かい院を作り上げていけたらいいなと思っています。
鍼灸師ですから、補うのは得意です。

ご連絡お待ちしております!






















いつか書きたいと思っていたこのお話。
ちょうど金曜日に、患者さんとこのお話になり、
「次のブログのネタ、これにしますね!」とお約束を♪


パルシェでもよく話題になる、コーヒーのお話です。

実は「温」に分類されるコーヒー

薬膳の世界では、食材それぞれに、温めるモノ。冷やすモノ。どっちにも属さないモノ。など、
5段階で分類されています。

食材自体は、冷やすモノでも、油で炒めたら、温に変身!などもあるし、
料理は1種類の食材で作る訳ではないので、
冷やすモノ2:温めるモノ4  などの組み合わせも大切です。

「コーヒーは体を冷やします」
これは、よく世間で言われていること。
そして、私もそう感じるし、患者さんを見ていても、そう思います。

しかし、実は、薬膳の世界だけでいえば、コーヒーは「温」の分類にされています。


え?体を温めるの?

私は、そうではないと思っています。

コーヒーは、ご存知の通り、
興奮作用が強い飲み物です。
人は、興奮をした時、血管がキュッと収縮しますので、
カフェインの興奮作用で、冷えに体が傾きます。

しかし、あの香りは、「気」の巡りを良くしてくれるモノ。
「いい気分」にさせてくれるモノが、コーヒーの働きです。

気が巡ると、温め作用はあるので、「温」で間違っていないけど、
興奮が冷めたら、一気に冷えに傾くモノだと思っています。
なので、最終的には、冷やします。



カフェインは、せっかく摂取した
「マグネシウムや鉄、カルシウム」を、体の外へ排出してしまう働きがあります。

女性は、生理や出産で、日々「血」が関わっている生き物であるがゆえ、
「血」がとても大切です。


コーヒーは、「血」の質は下がるけど、「気」の巡りは上がるモノ。
私は、そんな認識でいます。



「苦味」「酸味」に分類されるコーヒー

東洋医学好きの皆様は、知っている方も多いと思いますが、
「味覚が体調にもたらす変化」を、
東洋医学や薬膳では、大切にしています。


コーヒーって、何味だと思いますか?

「苦味」と答える方がとても多いと思いますが、
実は、「酸味」もとても大切で、
コーヒーは、「苦味」と「酸味」とのバランスで成り立ているということを、忘れてはいけません!
(実際にコーヒーの苦味成分は、10〜15%しかないそうですよ!)


「苦味」には、のぼせやイライラを鎮める、余分な熱を取り除くという働きがあります。
「酸味」には、血を正しい場所に集め直してくるという働きがあります。


「苦味」や「酸味」を欲する人というのは、

イライラしやすい
元気ややる気が出ない
うつうつしている

血が足りない
血が滞っている
貧血傾向

多分、コーヒー好きは
あ〜わかる〜と思っていただけるのでは、ないでしょうか。




コーヒーで「胃腸の調子が悪くなる」


胃腸というのは、そもそも冷えやすい場所。
苦味は胃腸の熱をとり、酸味は、胃腸の熱を抑え込んでしまいます。

胃腸に熱が多い方ですと、コーヒーがいい具合に熱を収めてくれるのですが、
胃腸が弱い人がコーヒーを飲むと、貴重な熱源を奪ってしまうので、胃もたれや食欲低下を引き起こしてしまいます。

アルコールは熱源ですので、
二日酔いにコーヒーは、余分な胃の熱を冷ましてくれるので、
最高の!?組み合わせです。
(体には良くないけど)



卵巣嚢腫の発生率が2倍!そうじゃなくて、膿腫体質の人が、コーヒーが好きなんだよ

【コーヒーを常日頃から飲む人は、コーヒーを飲まない人より、卵巣のう腫の発生率が2倍高い】

これを聞くと、「病気にならないために、コーヒーをやめなきゃ!」って思ってしまいませんか?

いやいや〜そうではありません。

これは、卵巣のう腫の原因がコーヒーなのではなくて、
卵巣のう腫が起こりやす体質や暮らし方をしている人が、コーヒーの作用に頼って暮らしている!というのが事実です。

なんでも、食べ物のせいにしてはいけません!


卵巣のう腫や、子宮筋腫になりやすい人というのは、
簡単にいうと、「血の流れや質が悪い人」です。

排卵や生理で、きれな血がきれいに排出されていたら、血の塊はできません!
ガムみたいに、ネバネバしたり、ドロドロしているから、
きちんと排出されず、積もり積もって、大きな塊となしているのです。

生理の時、ナプキンに塊が出ませんか?
出ないのが「普通」ですから、気をつけてくださいね!






けど、私もコーヒー好きだから、量と理解が大切です


偉そうにいいながら、私もコーヒーが大好きです。

「血虚体質」なので、私も、酸味の力を使って、血を集めているタイプ。
気をつけないとな〜と思いながら飲んでいます。



コーヒーに含まれる、カフェイン。
カフェインが体内で半減するには、2〜8時間かかると言われ、個人差がとても大きいモノ。

半分消えるのに、8時間かかる人は、完全に消えるまでに16時間です。
朝やランチに飲んだコーヒーが、夜の睡眠の妨げになっている方って、知らないだけで、とても多いそうです。


また、カフェインが原因で、頭痛を引き起こしている方も。

カフェインが切れると、眠気やだるさ、頭痛が起きるので、
結局また、カフェインに頼ってしまい、
知らず知らずの間に、依存症になっている方も。

頭痛薬の中には、カフェインが含まれているものも多いそうで、
頭痛薬を手放せない方は、実はカフェイン中毒の影響もあるそうです!



まずは、体のだるさや疲労感をごまかすために飲んでいないかを、きちんと自分に確認しながら飲むことが大切です。
睡眠にも影響が出ていませんか?

体を冷やしたくない!という方には、シナモンコーヒーをおすすめしています♪

カフェイン量を減らしたいけど、飲む量は変えたくな!という方には、ミルクたっぷりのカフェラテにすることで、
コーヒー自体の量は少なくなるので、満足感もありながら、カフェインの摂取は減らすことができます。


何事もまずは、「知っている」ということが大切だと思いますので、
カフェインの影響を知りながら、
嗜好品として、楽しくお付き合いすることが、
何事も大切なのではないかと思っています。



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