鍼灸パルシェ 東洋医学で日々の暮らしをポジティブに

鍼灸師の知識と、本から得た着想をヒントに、皆様が「ごきげん」に暮らせるヒントを発信中

タグ:鍼灸

私の気ままなパルシェブログ。

皆様、体質別に記事を書いていたこと、覚えていますでしょうか?

今書きたい!という欲求を優先することから、
シリーズものが書き終わらないという現象が起きる私。
そろそろ、書き切ろうと思います。


東洋医学は、自己診断ツールにも使えます

東洋医学は、健康のツールだけではなくて、
体質から生み出される基本的な性格や思考回路、好きな味覚まで
たくさんのことを導いてくれる、自己診断ツールであると私は思っています。

そして、ここが、私が東洋医学にハマった、大きな理由の一つです。

自己診断と表現すると
占いのような
宗教のような感覚を抱かれる方も少なからずいらっしゃると思いますが、
「ストレングスファインダー」という自己診断ツールは、
大きな企業では人事配置をする際に使用されたりと、
会社でも、適材適所に人を配置することの重要性を、感じているところも多いそう。


東洋医学も、世界的な企業とまではいかなくとも、
自分自身のことを知る上では、最強の自己診断ツールであると思っています。




大きく4つの体質に分けられる

東洋医学は、みなさんが今まで使ったことがないモノサシで、
体の中を覗き見しています。

長さでいうと、cmやKmで話してくれたら分かるに、
10フィートと言われると困りませんか?

それと同じように、今まで聞き慣れない単位によって、
体を分類していきます。



①気・血・津液という体を構成している基本物質
②五臓六腑のバランス
③冷えと熱のバランス
④心の安定

鍼灸学生でも嫌になりそうな言葉の羅列…
大きく分けると、この4パターンで体の中を覗き見しています!



パルシェでは、

②の五臓六腑のバランスというものを、

とても重要視しています。


五臓六腑とは、内臓のこと。
そして、大きく4つの内臓をピックアップしています。



循環器系の肝タイプ
胃腸系の脾タイプ
呼吸器系の肺タイプ
泌尿器系and生殖器系の腎タイプ


あえて、〇〇系と西洋医学と合わせてみましたが…
【似て非なるもの】くらいに思っていただけると嬉しいです。


過去に書いた、【肺タイプ】の記事はこちら





過去に書いた、【脾タイプ】の記事はこちら







前置きが長くなって、【体質】までたどり着かなかった!!!!

本当は、
【体質】堅実さと優しさがピカイチの腎タイプ
を書こうと思っていたのですが…
今週、来週を使って、残りの2つも書き切りたいと思います!

私は、鍼灸をする上で大切にしていることがあります。

それは、「本人がどうすることを望んでいるのか」ということ。

「先生」と呼ばれる職業は、
ちょっと間違えると、自分の言い分が正しい!と相手に押し付けやすい職業だと思っているので、
きちんと自分を客観視する力がないと、ある意味、勘違いしやすいことが多く、
私自身、いつも気をつけようと、心がけていることの一つです。

知ってました?
「先生」というのは「様」よりも位が高いんです!

恐ろしい…

すぐに調子にのりやすい私には、
先生という言葉は、禁句であると思っています。


私の調子乗りの話はさておき、
「先生」と呼ばれたくない、とても大切な理由があります。

それは、雑談こそが最大の問診であると思っているから!!!



東洋医学は、問診から導き出されることが、山のようにあります。
それは、「感情」や「味覚」「生活習慣」なども、
その人の個性であったり、病を生み出す原因であると考えているからです。


「先生」には話しにくいことも、「山本さん」には話せることってたくさんあると思うのです。たぶん…え、勘違いだったらどうしようw
※「画伯」「さっちゃん」「さっちん」…皆さん好きに呼んでいただけて、嬉しいです。


たくさんお話しする中で、
あ〜この方は、こういう思考なんだな〜とか、
スイーツ好きね♪
アルコール好きか!

という何気ない会話こそ
最大のヒントに繋がることが多いなと思っています。





決めるのは本人。私は選択肢を提供するだけ

いろんなお悩みを抱えている方が集まる場所が、ここ、パルシェなのですが、
本人の意向、本心を聞いて、どうしたいのかを一番尊重してあげたいと思うのは、
やっぱり、妊活中の方々です。


一言、不妊治療や妊活治療といった言葉でグルーピングされていますが、
実際には置かれている現状は、本当に皆さんそれぞれ違い、


恐る恐る、1歩ずつ、治療を開始したい方
ガッツリ初めからトップスピードで始めたい方
今まで頑張ってきたから、低速でゆるゆる行きたい方


皆さんのこれまで歩んできた歴史が違うので、これからの未来をどうするのかを、
一緒に考えて、方針を決めていくということが
実はパルシェでは一番重要視していることでもあるのです。



妊活に鍼灸を併用しようと思って、足を運んでくださる方なので、
少なからず、自分の体調を整えないと…という意識がある方がほとんでです。


そういう方の体を見させていただいているからこそ、
やはり、病院、薬の力だけでなく、
自己の力というものが
女性の体調管理には欠かせないものなのだなと感じています。



結果が出るまで、どんどん加算されていくのがお薬の力。
決してそれが全て、ダメなことではなく、医療の力は本当に素晴らしいものばかりだと思っています。



しかし、「押してダメなら引いてみな」の言葉があるように、
自己の力を上げてることも大切で、
結果として減薬に繋がった方もいて、
(全員に減薬しろということではありませんよ!)
それが良い結果を、もたらした例もたくさん見させて頂きました。



最近の私のキーワードが「選択肢」であることもあり、
何事も最後に決めるのは、ご本人だと思っています。

そのために、いろいろな選択肢を用意して、何がこの方の望んでいることなのだろうかと、一緒に考え、雑談の中から探っていきます。

今の暮らしの中でできること
やりたい方には、やり方を伝え、
やれない方には、パルシェでやれることをやり、
他の方の例が聞きたい方には、知っている限りの情報を提供する


鍼灸師は、鍼を打つことが仕事かも知れませんが、
きっとそれだけではなくて。

こんなに健康情報に溢れている今。

ちょっとだけ知識のある私と一緒に、
数ある情報の中から、何を選択するかを考える場所にも、なってもらえると嬉しいです。








今日は、どんな記事を書こうかなとずっと考えていたのですが…

みなさんお元気ですか?


まん延防止に気を使う中で、
この世界情勢…


政治や経済に詳しくない私でも、
毎日、会談はどうなったのか気になりますし、
被害の状況も気になっています。


何もわからない息子だけ
「あ!ヘリコプター!花火バンってなったね!」と楽しそうに話していますが、
【あのヘリコプターは、喜べないヘリコプターだよ】なんて話したところで、
分かってもらえもせず。



この「なんとなく元気が出ない」という状況に気がつけている方は、
普段から自分の体に目を向けられている証拠です。

「なんとなく元気が出ない」は、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、精神的負担を体にかけていくものです。


それに加え、春というのは1年で一番、
メンタルの不調が起きやすい時期です。

この時期の
「なんとなく元気が出ない」+ 4月からの新生活の緊張感 が、
5月病と呼ばれる不調を生み出していると言われています。


今年は、いつもの年より、メンタルの不調を訴える方が多いように感じています。




「ちょっと調子が悪い」時こそ、ご自愛するチャンスです。


鍼やお灸で、自律神経を整えるのもよし
マインドフルネスで、瞑想するのもよし
30分ほどのウォーキングをするのもよし
朝日を浴びるのもよし
ジャンクフードのお菓子を食べて、ごまかすのもよし(前回の記事を参考に)


こんな時は、
自分の「好き」や「心地よいこと」を見つけるチャンスでもあると思うのです。

何か1つ、自分にとって心地よいことを知っていると
不安定なご時世と共存できる術につながります。




みなさんに日常が戻ってくる日を願いながら、
大好きな信濃川ウォーキングを楽しみつつ、
桜の開花を待ちたいと思います。







パルシェでよく聞かれる質問ランキング!をつけたとしたら、
きっと3位以内には入っている。

「痩せるツボはありますか?」


少しでも体重をコントロールしたいと思うのは、
女性の本能ですよね〜


きっと、多くの女性は共感してくれるであろう、
「爆発的食欲!」

生理の関係であったり、ストレスが大きくかかったり、
自分の意思とは関係なく、食べるのが止まらなくなる時ってありますよね〜

夫は全く共感してくれませんでしたが、きっとパルシェの皆さんは共感してくれるはず‼︎


今日は、この爆発的食欲について、
体のメカニズムと共に、解決方法について書いていきたいと思います。



ジャンクフードが欲しくなるのは、人の防衛本能から

無性に、ジャンクフードや甘いものが欲しくなる時ってありますよね。
私は、しょっぱ党なので、
ポテチやじゃがりこが、無性に食べたくなる時があります。



人というのは、本当によくできた生き物で、
ストレスを体に感じると、ストレスホルモンが分泌されます。
するとすぐに、快楽ホルモンも分泌され、過度のストレス状態を防ごうと、体が防衛本能を発揮します。

すごくないですか?このオートメーションの仕組み。


ストレスホルモン VS 快楽ホルモン の戦い


しかし、限界値というのが必ずあります。
ずーと、ストレスホルモンが刺激され続けると、

そのうち、快楽ホルモンが対応できなくなってきます。

それが、
うつ病や不眠などの精神的な病を引き起こす大きな原因です。




「自分はストレスに強いんで!」
と自身満々の方は、
一度、自分自身の快楽ホルモン様に、大きな敬意を示してあげましょう。





さて、本題に戻ります。
この快楽ホルモン、本名を「βエンドルフィン」を言います。
別名「脳内麻薬」とも呼ばれ、多幸感をもたらすホルモンです。
ランナーズハイや、ゾーンに入ったという感覚をもたらすのは、
このホルモンの関係だと言われています。

このホルモンを、何キロも走らなくとも出す方法があるのです。




それが…

糖質・脂質・アルコール・タバコ・覚醒剤!!!
そして、歯ぎしりも!!!!



人は、ストレスなどが体にかかると、
手っ取り早く快楽ホルモンを出したくなります。


私が大好きなポテチは、
じゃがいもの糖質と、揚げた油、
そして、あのバリバリという歯ごたえも、

3つも快楽ホルモンを呼び寄せるポイントが含まれた、
最高の食べ物なのです。



甘党の方も、きっと歯応えのある甘いものが欲しくなる時があるのではないですか?
なんだろう…ポッキーとか?クッキーとか?



夜、歯ぎしりをしているのは、
ストレスにより、噛み締めているのではなくて、
ストレスから解放されたくて、体が快楽ホルモンを出して良い眠りにつきたいために、
噛み締めているのだそう。


歯を犠牲にするくらいなら、
寝る前に甘いものやポテチを食べた方が良いかも!?しれませんよ。
(ガムでOK!)



日本人は、うま味からも快楽を得られる!

題名にも書きましたが、
快楽ホルモンを出す食べ物がもう一つあるのです。

それは、「うま味!」
そう、お出汁!!!!!

一番良いのは、植物性のうま味だそうで、こんぶ出汁がいいそうですが、
鰹節でも、煮干しでも、効果は得られるそう。




生理前の過食で、体重が大きく変化したり、
つい食べ過ぎて、ストレスで太っちゃうんだよねとお悩みの方は、
日々必ず、うま味成分たっぷりのお味噌汁などを飲まれると、
気分も食欲もコントロールできるかもしれませんよ!



肝臓を綺麗に保つことで、感情もコントロールできる!

できれば、やっぱり、化学調味料ではなくで、
きちんとしたお出汁を、取ることをお勧めします。

今は、ちょっとお値段を出せば、簡単な出汁パックが売っています。

ポテチやケーキ代を、お出し代に回すことで、
体に良い結果をもたらしてくれます。




東洋医学では、肝臓がメンタルに大きく関わっています。
ストレスでも、食品添加物でも、
ダメージを受けるのは肝臓です。



肝臓が、綺麗な状態であることが、
精神的にも、生理痛にも、血液系の病にも
大切になってきます。



〇〇の病にこのサプリメント!という時代から、
食事も、運動も、精神的安定も、全部大事だよねというライフスタイル医療へ
変化している今


「何が大切か」というより、「全部大切」
だからこそ、できることの優先順位をつけながら、楽しみながら取り入れるということが
長く続ける秘訣だと思うのです。


ぜひ、今日から、美味しいお出し生活始めてみませんか?
ま、たまにはポテチも食べるけどね♪



最近、個人的な読書感想文になっていましたので、
今日は、皆さんにお役に立てるような春のケアについて
書きたいと思います。


この今のコロナウイルスの現状も相まって、
今年の春は、春独特のお悩みを抱える方が増えそうだなと予感しています。


のぼせによる肩こり
体のだるさ だけではなく、
精神的なお悩み
動悸やめまい
眠れない

そして、
生理不順など


春は、一気に体の不調を感じられる方が増える季節です。




「春は肝」のぼせやすい季節です

東洋医学好きではお馴染みなのですが、
春は「肝」の季節と呼ばれています。

春は、気温も上がり、ふわふわ陽気に包まれる季節。

しかし、空気の気温が上がっても、地面の気温が上がらないので、
足元は冷え冷え、上半身だけがポカポカ。
これを「のぼせている」と表現します。


また、三寒四温と呼ばれている言葉通り、
1週間のうち、3日寒く4日暖かい日が続きますので、

冷えと熱の体の調整がうまくいかず、
自律神経が乱れやすい季節です。





東洋医学では、体の巡りがスムーズに行くようにコントロールしているのは「肝」。
全身の「ふわふわ陽気」の巡りを良くしたり、「血」の巡りも良くしてくれます。



春は、気候の関係から、
のぼせやすかったり、自律神経が乱れやすかったりするので、

それをきちんと体の仕組みとして、正常な働きに戻すためには、
「肝」が通常の2倍働かなければいけません!!!!

普段から、気や血の巡りが良く、「肝」がしっかりしている方は、
無意識で頑張ることができますが、
「肝」がいつも疲れ気味な方は、

「え?普段から疲れているのに、2倍の働きを求められても、無理でしょ?」
と肝が白旗をあげますので、

春に体がついていけず、春独特の症状を起こすことになります。



胃腸の不調も出やすいのもこの時期です!

逆流性食道炎の方〜?
そろそろ症状が出ていませんか?
いいお茶ありますよw



東洋医学好きでお馴染みの「春は肝」。
しかし、普段たくさんの患者さんとお話しさせていただいていると
「春は胃腸症状が出やすい」
というのが分かってきます。



東洋医学は、何事もバランスです。
肝が2倍の勢いで働くと、その代償を胃腸が請負ます。


逆流性食道炎だったり、
消化不良を起こしたり、
胃の裏の背中が痛くなってくるのも、この季節の特徴です。


背中が痛いあなた!!!!
胃のツボは実は、背中にあるので、
背中痛いんだよね〜と思っているそこが胃のツボですよ!


そんな患者さんの体の変化を味わいながら、
春の訪れを感じている私でした。



肝のケアと脾のケア

このケアの話になると、
どれを書けばいいのだろうと、いつも迷ってしまいます。


鍼灸師だから、ツボでしょ?と、思うかもしれませんが、
お灸は皆さんの自宅にあるものではないですし、
パルシェの患者さんには、お越しいただいた時に指導していますし…


食事?運動?行動?ツボ?etc…

このあたりのリクエストがあれば、随時受け付けております♪

私個人的には、運動と鍼とお灸でケアを良くしています。

週末は、ドリンク片手に料理をして、つまみ食いをするのが好きですが、
平日は時間との戦いなので…そこは優先度が高くありません。
結局、自分のできることを優先度を決めて行うというのが、大切だと思います。




話はそれました笑


「肝」の働きを助けるものとして、代表的なものは「酸味」です。
酸味は、引き締める働きがあるので、
イライラしたり、頭痛がしたり、不眠であったり
上半身に熱が多いなという時におすすめです。

トマトやイチゴも酸味の仲間です♪
イチゴ狩りに行きたいですね!!!




「肝」だけでなくて、ちょっと胃腸症状も出ていて、体に熱が多いときは、
すももや春菊がおすすめです。舌を見たときに、苔が黄色くなっていたら、体に熱が多い時です。



「肝」よりも、背中が痛かったり、逆流性食道炎が出ていたり、
胃腸症状が多めに出ている方には、

春キャベツやそら豆、さやえんどうなどがおすすめです。

春の野菜の中でも、甘味があるものは胃腸を助けてくれます♪



どれも、春らしくていいですね♪
家族で多数決をとって、
症状が多いレベルに合わせて、
トマトにするか、そら豆にするかで決めたら、献立を考えるのも楽しくなる…かも⁉︎しれませんよ!



※求人のお知らせ

現在、土曜日にアルバイトに来てくれている学生さんが、この3月で卒業します!
そのため、新しいアルバイトを募集しています。


現在学生の方、
来年4月から入学予定の方、
免許はあるけれど鍼灸業界から離れて長い方。


実は、免許はあるけれど、現場から遠ざかっている女性が、とても多いのもこの業界のあるあるです。

鍼灸パルシェは、女性のための鍼灸院です。
それは、患者さんだけではなくて、働く方も一緒です。

お子さん理由の急な休みを懸念されている方

何かしらの理由で働くことを断念した方
何かが足枷となって働くことを躊躇っている方

そんな方が軽い気持ちでアルバイトに来てもらえること、私は大歓迎します!

もちろん、
将来開業したい学生さんや
開業って何?と思っている学生さんも、歓迎します!


・土曜日にアルバイトに来れる方
・女性


とりあえず、私が求める条件は以上です!
あとは、お話ししながら決めたいと思います。

私も、患者さんに支えられてここまで来ることができました。
今度は、何かで困っているスタッフを、支える番だと思っています。
みんなで補いあって、温かい院を作り上げていけたらいいなと思っています。
鍼灸師ですから、補うのは得意です。

ご連絡お待ちしております!






















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