先日、東洋医学&お灸講座を開催させていただきました!

普段、パルシェでお会いする方達とは、また違った方達の、生の声を聞くことができ、とても勉強になることが山盛りでした。

お灸に興味がある方には、お灸のお話を。
東洋医学に興味ある方には、体質のお話を。

柔軟性のあるものだからこそ、皆さんに上手にフィットさせてお話できたらいいなという目標で頑張りました。
個別化が大切になってきているからこその、東洋医学。

うまく伝わったかは課題点として残りながらも、
次は、こういう方達の声にも、耳を傾けていきたいなと、新しい私の一歩となる出来事でした。

また、話せる機会があれば、いつでもご依頼お待ちしております♪


今日は、体質別お話の最終章!
肝タイプのお話です。



「疲れ」に気がつくことから始めましょう

私は、肝タイプなので、ここの体質の方達の気持ちは手に取るように分かります。

今の私は、東洋医学に出会って、「頑張り方」と「休息の仕方」をマスターしたので、良い感じに「頑張る!」が、永遠のループで回っている感覚があります。決して、無理はしすぎず。そして、夫にも「こういう風になり出したら、休息の時期だから、声をかけて」と見張り番役をお願いしているので、それもまた、良い感じに回る一つの方法になっています。




肝タイプの皆様は、頑張り屋さんが多いです。
エネルギッシュに動く方と、コツコツ静かに…けど、ずっと予定が入っている方の2パターンに分かれるのですが、比較的いつも何かをしている方が多いのがこのタイプです。

嵐でいうと、櫻井翔ちゃんがこのタイプです。
自分で「何かをしていたい!」という欲求よりは、「あれもこれもやらなきゃ!」的な思考の方が多いように、感じています。

やりたいことや、やらなきゃいけないことがたくさんあって、休息や睡眠よりも、予定を優先にしてしまいがち。
休みたい!って思い、ボーする時間を作ったとしても、急にキッチンの掃除が気になり始めたり、急にテレビ周りの埃が気になり始めたり…
結局、何かをしてしまっていること、あるんですよね〜
私の休日は、まさにこれ。


けど、このタイプは、「突然!機能停止!」になりやすいので、本当に注意が必要です。
本当は、全然「突然」では、ないのだけれど、疲れに気が付きにくい肝タイプの方たちから見ると、「突然」と感じてしまうのでしょう。

ずっと前から、体は休みたい!って言っていたのに…
サインを、だし続けていたのに…

自分自身の「頑張る」の基準が、ほんの少しお高めなので、「まだまだ大丈夫」って思っているうちに、体がエネルギー切れを起こしていましまうことに…休みの日にちゃんと休まないと、どんどん疲労は、蓄積していくものです。



例えるなら、
HPが足りない状態で、ゲームを続けている主人公状態なので、スライムの一撃により、突然の死を迎えることになります。
(ゲームやらないから分からないけど、スライムが弱いことくらいは、知っている)



ですので、自分がこのタイプかも!と自覚がある方は、「きちんと休む」ということを心がける必要があります。

嘘のような本当の話で、
「休むって、どうしたら良いんですか?」と聞かれることがあります。
「休むが分からない」と、自覚がある方、一緒に休み方を学びましょうね!


休むサインを知る

まず、「疲労」や「休む」の基準を頭でわかっていても、自分ごとに感じられないと、「休む」ことはしません。
やりたい!の要求の方が、強く感じてしまうので。


なので、「疲れたら休む」ではなくて、別の基準を持って、「休むのサインとすること」をおすすめします。

①無駄にイライラする

 生理前のイライラも半分関係していますが、生理に関係なく、基本イライラしがちに。または、いつもはイライラしない些細なことに気が立ってくるようになった場合は、休めのサインです。性格が悪いわけではなくて、ただ単に疲れが溜まっているだけです。

②生理の出血量が減ってきた

 年齢と共に、少なくはなっていくのが生理の出血ですが、20〜30代で、明らか量が少ないときは、要注意!日常的に休みが足りないんですよ!

③生理周期が長くなってきた
 
 肝タイプの方が、頑張りすぎているときは、生理に回す血の量が、活動に消費されるので、生理周期が長くなります。自分の平均よりも、今月遅かったんだよね…なんて時は、しっかり休めのサインです。


④のぼせや偏頭痛がある
⑤夢をよくみたり、眠れなくなってきた
 頭に血が上ったまま、帰ってこれなくなっています。しっかり休みましょう。



「疲れ」という感覚的なサインよりも、リアルで起きる生理などを参考にすると、分かりやすく休めるのではないのでしょうか!




休み方を知る

では、こんなサインが出たら、どうしたら良いのでしょう?

①まずは、睡眠時間を大幅に確保する。

 実際に睡眠に陥らなくとも、ゆっくりするということが休息です。きっと、眠くないと思っていても、ベットに行くと寝落ちできるのもこのタイプ。眠いからベッドに行くではなく、早めに移動してみると、良い休息が取れると思います。

②10分間何もしない時間を作る
  真のリラックスモードに陥るためには、5分以上何もしないことが必要です。私たちは、5分暇があれば、スマホを見てしまいます。これでは、全く副交感神経が活動してくれません。5〜10分、何もしないことでも、疲労感は回復してくれます。

③スケジュールに休むを組み込む

 次々に、予定を入れたがる肝タイプ。休むも一つのスケジュールに。

④目を休ませること
 
 物を見るという行為は、大量の血液を消耗します。本やテレビはまだしも、まばたきをしなくなるPCなどは、特に注意が必要です。血が足りていない女性が増えているのは、働くことによる代償よりも、PC作業による代償も大きいのではないかと思っています。仕事で使わなければいけないものは、しょうがない。その分、きちんと自然のものを見るとか、きちんと休めるということは、必要ですよ。

⑤他者の監視役をつける

 肝タイプは、元気になるとすぐに調子に乗ります。笑 これは、とても良いこと! 調子に乗ってもいいし、頑張っても良い。ただ、自分の基準は当てにならないと思って、信頼できる人に監視役になってもらうと良いですよ。「最近忙しそうだよ?休んでる?」監視役に注意されたら、大人しく休みましょう。きっと、私を、パルシェを、監視役にしてくださっている肝タイプの方々、多いんだろうなと思いながら、鍼をしています。光栄です!




体質を知るって面白いし、他人に優しくなれます

長々、ダラダラ、お送りしてきました体質シリーズのお話。
私も、日々、アップデートを重ねていますので、前の記事より今の記事の方が、多少わかりやすいかな???なんて、思いながら書いています。

来週、突然のひらめきがなければ笑
色々書いた、体質シリーズをまとめたものを、記事にしたいなと思っております。

自分の体質もそうですが、同僚や家族などを思い浮かべながら、読んでみるのも、また違った面白さがあります。

肝タイプの私から言えることは、もし身近な方に肝タイプがいて、イライラしていたとしたら、そっと「頑張りすぎだよ。休みな」と言ってあげてください。イライラは、性格がそうさせているのではなくて、疲れているだけですので。。。

東洋医学は、他人に優しくなれる。そんなメリットもあるんですよ!