いつか書きたいと思っていたこのお話。
ちょうど金曜日に、患者さんとこのお話になり、
「次のブログのネタ、これにしますね!」とお約束を♪


パルシェでもよく話題になる、コーヒーのお話です。

実は「温」に分類されるコーヒー

薬膳の世界では、食材それぞれに、温めるモノ。冷やすモノ。どっちにも属さないモノ。など、
5段階で分類されています。

食材自体は、冷やすモノでも、油で炒めたら、温に変身!などもあるし、
料理は1種類の食材で作る訳ではないので、
冷やすモノ2:温めるモノ4  などの組み合わせも大切です。

「コーヒーは体を冷やします」
これは、よく世間で言われていること。
そして、私もそう感じるし、患者さんを見ていても、そう思います。

しかし、実は、薬膳の世界だけでいえば、コーヒーは「温」の分類にされています。


え?体を温めるの?

私は、そうではないと思っています。

コーヒーは、ご存知の通り、
興奮作用が強い飲み物です。
人は、興奮をした時、血管がキュッと収縮しますので、
カフェインの興奮作用で、冷えに体が傾きます。

しかし、あの香りは、「気」の巡りを良くしてくれるモノ。
「いい気分」にさせてくれるモノが、コーヒーの働きです。

気が巡ると、温め作用はあるので、「温」で間違っていないけど、
興奮が冷めたら、一気に冷えに傾くモノだと思っています。
なので、最終的には、冷やします。



カフェインは、せっかく摂取した
「マグネシウムや鉄、カルシウム」を、体の外へ排出してしまう働きがあります。

女性は、生理や出産で、日々「血」が関わっている生き物であるがゆえ、
「血」がとても大切です。


コーヒーは、「血」の質は下がるけど、「気」の巡りは上がるモノ。
私は、そんな認識でいます。



「苦味」「酸味」に分類されるコーヒー

東洋医学好きの皆様は、知っている方も多いと思いますが、
「味覚が体調にもたらす変化」を、
東洋医学や薬膳では、大切にしています。


コーヒーって、何味だと思いますか?

「苦味」と答える方がとても多いと思いますが、
実は、「酸味」もとても大切で、
コーヒーは、「苦味」と「酸味」とのバランスで成り立ているということを、忘れてはいけません!
(実際にコーヒーの苦味成分は、10〜15%しかないそうですよ!)


「苦味」には、のぼせやイライラを鎮める、余分な熱を取り除くという働きがあります。
「酸味」には、血を正しい場所に集め直してくるという働きがあります。


「苦味」や「酸味」を欲する人というのは、

イライラしやすい
元気ややる気が出ない
うつうつしている

血が足りない
血が滞っている
貧血傾向

多分、コーヒー好きは
あ〜わかる〜と思っていただけるのでは、ないでしょうか。




コーヒーで「胃腸の調子が悪くなる」


胃腸というのは、そもそも冷えやすい場所。
苦味は胃腸の熱をとり、酸味は、胃腸の熱を抑え込んでしまいます。

胃腸に熱が多い方ですと、コーヒーがいい具合に熱を収めてくれるのですが、
胃腸が弱い人がコーヒーを飲むと、貴重な熱源を奪ってしまうので、胃もたれや食欲低下を引き起こしてしまいます。

アルコールは熱源ですので、
二日酔いにコーヒーは、余分な胃の熱を冷ましてくれるので、
最高の!?組み合わせです。
(体には良くないけど)



卵巣嚢腫の発生率が2倍!そうじゃなくて、膿腫体質の人が、コーヒーが好きなんだよ

【コーヒーを常日頃から飲む人は、コーヒーを飲まない人より、卵巣のう腫の発生率が2倍高い】

これを聞くと、「病気にならないために、コーヒーをやめなきゃ!」って思ってしまいませんか?

いやいや〜そうではありません。

これは、卵巣のう腫の原因がコーヒーなのではなくて、
卵巣のう腫が起こりやす体質や暮らし方をしている人が、コーヒーの作用に頼って暮らしている!というのが事実です。

なんでも、食べ物のせいにしてはいけません!


卵巣のう腫や、子宮筋腫になりやすい人というのは、
簡単にいうと、「血の流れや質が悪い人」です。

排卵や生理で、きれな血がきれいに排出されていたら、血の塊はできません!
ガムみたいに、ネバネバしたり、ドロドロしているから、
きちんと排出されず、積もり積もって、大きな塊となしているのです。

生理の時、ナプキンに塊が出ませんか?
出ないのが「普通」ですから、気をつけてくださいね!






けど、私もコーヒー好きだから、量と理解が大切です


偉そうにいいながら、私もコーヒーが大好きです。

「血虚体質」なので、私も、酸味の力を使って、血を集めているタイプ。
気をつけないとな〜と思いながら飲んでいます。



コーヒーに含まれる、カフェイン。
カフェインが体内で半減するには、2〜8時間かかると言われ、個人差がとても大きいモノ。

半分消えるのに、8時間かかる人は、完全に消えるまでに16時間です。
朝やランチに飲んだコーヒーが、夜の睡眠の妨げになっている方って、知らないだけで、とても多いそうです。


また、カフェインが原因で、頭痛を引き起こしている方も。

カフェインが切れると、眠気やだるさ、頭痛が起きるので、
結局また、カフェインに頼ってしまい、
知らず知らずの間に、依存症になっている方も。

頭痛薬の中には、カフェインが含まれているものも多いそうで、
頭痛薬を手放せない方は、実はカフェイン中毒の影響もあるそうです!



まずは、体のだるさや疲労感をごまかすために飲んでいないかを、きちんと自分に確認しながら飲むことが大切です。
睡眠にも影響が出ていませんか?

体を冷やしたくない!という方には、シナモンコーヒーをおすすめしています♪

カフェイン量を減らしたいけど、飲む量は変えたくな!という方には、ミルクたっぷりのカフェラテにすることで、
コーヒー自体の量は少なくなるので、満足感もありながら、カフェインの摂取は減らすことができます。


何事もまずは、「知っている」ということが大切だと思いますので、
カフェインの影響を知りながら、
嗜好品として、楽しくお付き合いすることが、
何事も大切なのではないかと思っています。